昔話の中でもこの話が大好きなんです。
何故って 笑えるような、サクセスストーリーじゃないですか!
ある一人の貧乏な男がいました。
毎日 毎日 真面目に働いても暮らしが良くならないので貧乏から何とか脱出しようと長谷の観音様に願を掛けました。
すると「始めに触った物を、大事に持って旅に出なさい」とお告げをもらいます。
男は、観音堂からでると いきなり石につまずいて転び、偶然1本の藁しべに手が触れました。
そこでお告げ通りその藁しべを持って道を進んでいきます。ここからが、藁しべ長者の経済学の始まりですね。
顔のまわりを大きなアブが飛び回るのでそれを捕まえて藁しべの先に結び付けます。この発想が良かったんですかね、、、 そこへ大泣きする男の子が登場してアブが結び付けられた藁しべを欲しがります。最初は観音様のお告げを信じて譲ろうとしなかったようです。
でも、母親に「密柑と交換して下さい」とお願いされてアブつきの藁しべと交換します。 私が聴かされていたのは、泣いてる男の子がいたのでアブつきの藁しべをあげたら、お礼にミカンを差し出された。だったのですが、ちゃんと商売をしてたんですね。
子供に読み聞かせるときは、後者の方が良いような…
さらに歩くと、のどの渇きに苦しんでいる商人に出会います。良い出会いでした。商人は男の持っていた密柑を欲しがり持っていた反物と交換して欲しいと言ってきます。またまた 需要と供給が成立しました!
さらに歩くと 侍に出会う。 侍は、愛馬を連れていたが、その愛馬が急病で倒れてしまいます。でも侍は、急ぎの用事で愛馬を家来に始末するように言って先を急ぎます。 男は家来に「反物と馬を交換しましょう」と交渉します。
家来は、反物を受け取って侍の後を追って行きました。 男が水を馬に飲ませたところ、なんと元気を取り戻した馬がたちあがったのです。
これってただたんに男が優しかったのか、何か商売的な感が働いて決断したのか・・・
馬が元気を取り戻せず死んでしまったら終わりですもんね!
そんでもって道を進んで行くと大きな屋敷に行きあたります。
ちようど屋敷の主人が旅に出かけようとしていて馬を貸して欲しいと頼まれます。 3年たっても帰ってこなければ屋敷を譲ると言って馬と旅に出かけて行きます。 やっぱり何年たっても主人は帰ってこず男が屋敷の主になってしまい裕福な暮らしが出来るようになりました。
出会いとタイミングで人生かわちゃうんですなあ・・・ 現代も同じですよね!
何よりも大切な心がけ!それは、純粋に困っている人を助けようとする事、しかも下心なしで!
でもこれが、なかなか難しいんですよね。
しかもコレだけトントン拍子にうまく事が運んでしまうとついつい下心が芽生えてしまう・・・・・
人間ってホント欲深い生き物です。あ!これって私のことですけど(#^.^#)
長谷寺詣でをした男が、帰り道に門前で拾った藁(わら)から幸運が始まります。
長谷寺は真言宗豊山派の総本山で(約3000寺)飛鳥期の建立とされています。
わらしべ長者連合会 というのがあるので興味のある方は問い合わせをして見てください。
連絡先:090-9163-3084 / E-mail:5yf63a@bma.biglobe.ne.jp
ちなみに「3年味噌型」というパターンもあるそうで、オーソドックスな方は「観音祈願型」だそうです。
他にもバリエーションがあるみたいです。
みんな最後はお金持ちになるんですけどね!