桃太郎さんって桃から生まれた?

桃太郎は、オーソドックスな話で行くと桃から生まれてくるんですが、桃を食べたお爺さんの生まれ変わりだと言うパターンや、桃を食べたお爺さんとお婆さんが、若返りそのあいだに産まれた子が、桃太郎というのもあるそうです。

それから数ある果物や野菜などからなぜ桃なのか?
これもまあ色々な説があるんですが、有力なのは日本神話にあるように、桃は邪気を祓い不老不死を与える果物だからのようです。

又 中国でも霊薬として扱われていたようで桃源郷という名もそのへんからきたという説があります。

それから、大きくなっていく中で、お爺さんお婆さんの期待通り優しくて働き者に育ったと言う場合や、三年寝たろうのように力もちで大きな身体に育つが怠け者で寝てばかりだったパターンがあります。
また、成長した桃太郎は、鬼が島の鬼が人々を苦しめているのを理由に鬼退治に行くじゃないですか!
その決意を自分からするのと、村人やお殿様に言われて行くって言う話があり同じ鬼退治に行くのでも動機が全然ちがました。
あとは、行くときに言わずと知れたきびだんごを、お爺さんお婆さんから餞別にもらい、道中に遭遇した いぬ さる きじ に、きびだんごをあげて家来にします。
鬼が島で勝利をおさめて、鬼があっちこっちから奪ってきた金 銀 財宝を持って帰り、お爺さんお婆さんと幸せに暮らしたというお話でした。

鬼にまつわる話では、風水でいくと十二支の方角でいう丑と寅の方角から鬼がやって来ると考えられていて鬼門とよばれている。
牛のような角と、虎柄の腰巻きを履いているのも風水の影響みたいですネ。
それで鬼門の鬼に対抗して裏鬼門にあたる 申(サル) 酉(トリ⇒キジ) 戌(イヌ) を引き連れたという解釈があるみたいで、なんと奥の深い話なのかと、感心してしまった!

それにしても日本て、中国文化の影響がすごいなあって思います。
風水にしても占い(四柱推命など)や漢字、仏教、儒教、などなど・・・今凄い勢いで経済成長している中国ですが、仏教や儒教などの教えが失われつつあるのかなあと。逆に日本の方が中国文化が残っているんじゃないかと思ったりもします。

さて桃太郎の出生の地なのですが、これがまた意外とたくさんあります。

私は、吉備の国 吉備団子 桃 吉備津神社(主祭神 吉備津彦命(きびつひこのみこと))などから岡山市だと思い込んでいたのですが・・・・・・

〒701-1341 岡山県岡山市北区吉備津931

奈良県の田原本町 ここは、桃太郎のモデルといわれる吉備津彦命(きびつひこのみこと)が産まれた所 つまり桃太郎生誕の地なんです。
桃太郎伝説が残る法楽寺

〒636-0301 奈良県磯城郡田原本町大字黒田360−2

他にも 香川県(瀬戸内海近辺では、鬼というのは海賊だったという説も) 愛知県 岐阜県 などに桃太郎伝説があるようです。

面白いところでは、福澤諭吉が家訓の中で桃太郎を非難してます。
宝の持ち主は、鬼なのに・・・ もしその鬼が悪者であったとして桃太郎が懲らしめた事は良いことだけど、宝を獲ってお爺さんとお婆さんにあげたのなら、ただ欲深いだけで大変に卑劣だ!ですって。

なんか、わけわからんようになってきた(*´∀`*)

桃太郎さん 桃太郎さんで、始まる唱歌も暴力性が感じられるとかで、歌詞が改変されたり、後半が削除されたりする場合が多いんですって。
歌詞の意外性や残酷性が話題になったことも有るらしい・・・
時代の流れですなぁ~

-昔話