東寺のほかにも呼び方があります。
「教王護国寺」です。
宗教法人としての登録名は、「教王護国寺」になっています。
それからまだあります。
正式名として「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院」と「弥勒八幡山総持普賢院」という2つの名称があります。
なんとも聞いた事のない名称まででてきました。
じゃあ東寺は通称なの?
いやいや東寺は平安時代以降、公式の文書や記録には、東寺と書かれているようで東寺も正式名称なのです。
この呼び方が、一番親近感があっていいなあと思うのですが・・・・
東寺と弘法大師
平安京の災いや戦乱をしずめて平安を守るために建立され嵯峨天皇が、弘法大師に与えたお寺です。
弘法大師が建立したとばかり思っていたのは私だけでしょうか!
今も地元では、「お大師さんのお寺」として親しまれています。
弘法市ってなに?
弘法さんと呼ばれているんですが、弘法大師が入寂された日(命日)の21日
に毎月開催されます。
入寂されたのが3月21日ということで最初は年1回だったのが、1239年以降毎月行われるようになりました。
露店がいっぱいの縁日で境内のすぐ近くまで1200~1300店ぐらい並んでいます。
一般の人が出店するフリーマーケットと違いプロの業者さんが、出店しています。
お客さんの年齢も老若男女 家族連れ 外国人 など様々でなかなか楽しい縁日です。
掘り出し物や、お気に入りの物が見つかるかも!
是非行って見て下さい。
東寺と密教と五大明王
弘法大師のお寺という事でやはり密教です。
真言密教の根本道場として栄えました。
国宝や重要文化財などの曼荼羅や仏像がたくさんあります。
明王像として日本最古の五大明王像 (不動明王像を中心に降三世明王 軍荼利明王 大威徳明王 金剛夜叉明王)国宝です。
他にも 五仏坐像(重要文化財)五大菩薩坐像(国宝)梵天坐像・帝釈天半跏像(国宝)四天王立像(国宝)など凄いです。
五重塔 イラスト
京都のシンボルになっています。京都タワーとの時代が相反する風景が京都らしいですね。
高さ54.8メートルは木造塔としては日本一の高さです。
弘法大師が着手するんですが、実際に創建されたのは、弘法大師が入寂された後だそうです。
雷や不審火で4回も焼失してるんですが、現在の塔は1644年徳川家光の寄進(寄付)で建立されました。
まとめ
桜や紅葉など季節ごとの五重塔ライトアップや
数々の国宝や重要文化財になっている仏像は間近で見ると迫力があります。
また縁日の弘法さん(毎月21日)など是非一度訪れてみてください。
新しい発見があるかもしれませんよ。
皆さんに良いことがありますように・・・・・・・