今回は五大明王のメンバーの大威徳明王のイラストを描いてみました。
これで五大明王のイラストを制覇しました。
勝手に自己満足に浸っています。(笑) 勝手に自己満足に浸っています。(笑)
大威徳明王ってどんな神様
大威徳明王(だいいとくみょうおう)と読みます。
言わずと知れた五大明王の西方の護り神になります。
梵名はヤマーンタカ「死神ヤマをも降す者」という意味で降閻魔尊とも呼ばれています。
ところで死神マヤとは何者なんでしょう?
実は死神マヤとは、閻魔様のことなんです。死者の生前の罪を裁く神様
日本の仏教では、地蔵菩薩の化身とみなされて閻王とも呼ばれています。
子供の頃「ウソばっかりついてると閻魔様に舌をぬかれるぞ~」と言われたのは私だけかな?
大威徳明王の伝説
一説によると悪鬼となった修行僧を倒すために文殊菩薩が変化した姿といわれています。
昔ある僧が悟りを開くため修行に励んでいてもう少しで悟りを開けるという直前に盗賊達に襲われ、一緒にいたスイギュウともども首をはねられ殺されてしまいます。
悟りの境地に至る直前にその望みを絶たれてしまった修行僧の怒りは、もの凄いもので、そばにはねられて落ちていたスイギュウの首を拾って自分の胴体に繋げ、盗賊たちを皆殺しにしてしまいます。
そして、それだけでは怒りがおさまらず、ついには関係のない人々も無差別に殺す悪鬼・死神になり果ててしまいました。
これに困り果てた人々は、かの文殊菩薩に助けを求めます。
そこで文殊菩薩はその悪鬼と同じような牛面で、悪鬼以上の武器をもった姿になり悪鬼を退治します。
この文殊菩薩が悪鬼を倒した姿こそが大威徳明王だと言われています。
文殊菩薩って「三人よれば文殊の智恵」ということわざがあるように智慧の仏様のイメージがあるのですが、そんな激しい一面があったんですね。
他に阿弥陀如来の輪身(なり代わり)という説もあります。
大威徳明王の姿や印とは?
大威徳明王は六つの顔をもち六本の腕と六本の脚で、神の使いである水牛にまたがっているのが一般的な姿です。
この六つの顔は六道(地獄界 餓鬼界 畜生界 修羅界 人間界 天上界)を見渡します。
六つの腕は矛や長剣などの武器を持ち法を守ります。
六本の脚は六波羅蜜(布施、自戒、忍辱、精進、禅定、智慧)を怠らず歩み続ける
決意の象徴です。
この六波羅蜜をわかりやすく言うと
「分け与える 規則を守る 耐え忍ぶ 努力 散乱する心を安定させる 真実の道理を見抜く」です。
大威徳明王は中指を立てて合わせた檀茶印(だんだいん)と呼ばれる印です。
真言 梵字は?
「オン・シュチリ・キャラロハ・ウン・ケン・ソワカ」
キリークと読みます
ご利益は!
阿弥陀如来・文殊菩薩が人々を教え導くために敢えて恐ろしい姿になったといわれ
やはり煩悩除去のご利益があります。
その他 閻魔様も降ろすという意味から勝負事にもご利益が!
大威徳明王 画像 イラスト
気にいった方がいらっしゃいましたらご自由にお使い下さい。
このイラストはイラストACと言うsiteにもsakuzaemonで投稿しているのでよかったら観て下さい。